日本に生息している3種類のシロアリについて詳しくご紹介してきます。

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シロアリの種類の見分け方

 

シロアリを見分ける方法

 

シロアリと一口に言ってもその種類は様々です。
そしてその種類によって家屋に与える被害にも違いが出てきます
その中には当然、害の小さい種類もいれば外の大きい種類もいます。

 

以下では、そんなシロアリの種類とその見分け方について紹介していきます。

 

 

シロアリの種類

 

シロアリと言っても、世界中に様々な種類が存在していますので全てを紹介するというわけにはいきません。
そこで本文では、日本に生息しているシロアリの中で特に家屋に被害を与える種類に限定して紹介したいと思います。

 

この条件に当てはまるシロアリとしては、ヤマトシロアリイエシロアリアメリカカンザイシロアリの3種類が挙げられます。それぞれの分布は以下の通りとなっています。

 

  • ヤマトシロアリ:日本全土(北海道北部を除く)
  • イエシロアリ:千葉県以西の温暖な海岸線沿いの地域(南西諸島、小笠原諸島も含む)
  • アメリカカンザイシロアリ:宮城県や沖縄などの東西24都府県

 

また、それぞれの羽アリが群飛する時期及び気候については以下の通りとなっています。

 

  • ヤマトシロアリ:4~5月の昼間、気温の高い穏やかな天気の日
  • イエシロアリ:5~7月の夕方から夜にかけて、気温が急激に上がった日
  • アメリカカンザイシロアリ:3~11月の昼間、気温が急激に上がった日

 

 

 

それぞれの見分け方

 

次に、上記の3種類の見分け方について紹介していきましょう。

 

まずはヤマトシロアリからですが、本種の羽アリは体長が4.5~7.5mm程度で体の色は黒褐色で胸板が黒味がかった黄色をしています。

 

羽の長さは7.0mm~7.4mm、そして羽の色は淡黒褐色で半透明になっています。
また同種の兵アリは頭部の形状が円筒形で左右両縁平行で全長の1/2程度の長さを持っています。
防御物質である白い粘液は出しません。

続いてのイエシロアリは、羽アリの体長が7.4~9.4mm程度で体の色は黄褐色をしています。
羽の長さは9.2~12.8mm程度、そして羽の色は淡黄色で半透明になっています。
兵アリについては頭部の形状が卵形をしており、全長の1/3程度の長さを持っています。
この種の兵アリは防御物質である白い粘液を出して身を守ります。

最後のアメリカカンザイシロアリは、羽アリの体長が6~8mm程度で体の色は全体的に黒褐色で頭と背中の一部だけが赤褐色をしています。

 

羽の長さは9~10mm程度で、羽の色は全体的に褐色で前縁部は特に色が濃くなっています。

 

兵アリの頭部の形状は円筒形で左右両縁はほぼ平行になっており、全長の1/3で形としてはヤマトシロアリの頭部に似ています。防御物質の白い粘液は出しません。

 

 

 

3種の生態的な特徴

 

ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリという3種類のシロアリには、その生態にある程度はっきりとした特徴があります。

 

まずヤマトシロアリ非常に乾燥に弱い種で、専ら湿った木材の中を住処とします。
これは水を運ぶ能力がないことと、木材を餌にしていること理由となっています。

イエシロアリの場合も乾燥に弱いという部分はヤマトシロアリと同じですが、自ら水を運ぶ能力があるため、湿っていない木材をも住処とすることができます

 

またこの種は、コンクリートを始めとした木材以外の部分にも被害を与えるという特徴を持っています。

アメリカカンザイシロアリは上記の2種とは違って、乾燥に弱いということは全くありません
むしろ乾材を選んで住みつく程で、新築時の予防方法がほとんど無いと言われるほど厄介なシロアリです。

 

 

これが、ここまでに紹介した3種類のシロアリの生態的な特徴です。

 

もしも自宅でシロアリを発見した時には、こうしたシロアリの生態を観察することでそれがどのような種類のシロアリなのかを判別できるかもしれません。