家を蝕んでいるのは成虫ではなく、実はシロアリの幼虫だったのです。

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シロアリの生態を知る

 

シロアリに食べられた木材

 

シロアリは我々人間にとっては、何一つ歓迎すべきところのない文字通りの害虫です。
しかもその害は生半可なものではなく、一つの家を崩壊に追い込むほどの力を持っています。

 

これを防ぐためには様々な対策を講じなければなりませんが、それ以前にやっておくべきことが一つあります。
それは、シロアリの生態を知るということです。
シロアリがどのような生態を持つ害虫なのかということを知らなければ、適切な対策を行うことはできません。

 

日本で家屋に被害を及ぼすシロアリの種類

 

 

シロアリは集団生活をしている

 

黒蟻が集団生活をしているということは一般にも広く知られていますが、実はシロアリも同様に集団で生活をしています

 

シロアリはコロニー(社会)を作って、その中で集団生活を送っています。
このコロニーには、それぞれに異なる役割を持った構成員が存在しています。

 

女王アリ・王アリ 一つのコロニーにつき一組しか存在しない構成員で、基本的に繁殖行為のみを行っています。
兵隊アリ(兵蟻) 全体の2~3%程度を占めているのがこの兵隊アリで、コロニーを外部の侵攻から守るという役割を担っています。
働きアリ(職蟻)

コロニーの中にいるシロアリの90%以上を占めるのがこの働きアリです。
餌を巣に運んだり、巣や餌場までの蟻道を作ったりするのが主な役割になっています。

 

 

 

シロアリの住処

 

シロアリは高温多湿の場所を好み、尚且つ光を嫌うという特性があります。
そのため、シロアリの住処も必然的にこうした条件を満たした場所になります。

 

具体的に言うと、まず屋内では床下を最も好んで住処とします。
特にその中でもキッチンや浴室など、湿気の多い場所の床下はシロアリが住みつきやすい場所となります。

 

次に屋外で言うと、木製の柵や杭、ウッドデッキ、切り株、朽木などが住処となります。
また古雑誌や古新聞などにも住みつくことがあります。

 

屋内と屋外でそれぞれ住処となる場所を挙げましたが、いずれの場合でもシロアリは基本的に木材の内部を住処とすることがほとんどになります。

 

しかしながら、シロアリはコンクリートやプラスチック、鉛などの柔らかい金属をも食い荒らすことが出来ますので、木材を使っていない家でも決して安心はできません

 

 

 

家屋に被害を及ぼすのは幼虫

 

シロアリには他の虫と同様に幼虫と成虫がいます。
この内、家屋に住みついて各所に被害を与えるのは幼虫のシロアリです。

 

シロアリは成虫になるといわゆる羽アリとなり、それまでの住処から飛び立ちます。

 

そうして飛び立ったシロアリの殆どはツバメやカエルといった天敵の餌食になりますが、一部の羽アリは家屋の周りを飛翔していたりします。

 

もしもそうした姿を見かけたら、その家はかなりの程度シロアリに侵されている可能性があります。

 

また、羽アリは自動販売機や家屋の窓などに留まっていることもあります。

 

いずれにせよ、羽アリがいるということは近くに幼虫がいるということであり、その住処が自分の家である可能性は決して否定できません